一般の健康常識の誤解
納豆が健康に良いのは、大豆にイソフラボンが入っているから?
例えば、「納豆は健康に良い」と言われています。
その理由の一つとして、
「納豆に含まれている植物性ホルモン・イソフラボンが体にいい」
と考える人がいます。
けれども本当に健康にいいのは、腸内細菌によってイソフラボンからつくり出される、イクオールとデスメチルアンゴレンシンという成分です。
これは、良い腸内細菌(善玉菌)がいて、初めてつくり出されるものです。
善玉菌がいないと「納豆が健康に良い」と言うことはできないのです。
腸内細菌は人間の食べた様々な食物を代謝し、人間に役立つ形に変えているのです。
カルシウムさえ摂れば、骨はできる?
「OOが健康にいい」という「単品主義」には問題があります。
実はカルシウムを単品でいくら摂っても、それだけでは骨はできません。
「カルシウムの吸収を促進させるため」という理由で、ビタミンDを同時に摂取することが常識になっていますが、これも単品主義と言えます。
これだけでも骨をつくることはできないからです。
骨を建物に例えるとカルシウムは建物の壁材、セメントにあたりますが、これだけでは建物は建ちません。
建物を支える鉄骨がないからです。
骨をつくるための鉄骨にあたるのが、カルシウムが付着して骨となる蛋白組織です。これは、コラーゲン、デコリン、オステオカルシンその他の蛋白質でつくられます。
そこでカルシウムを摂ると同時にこれら蛋白質、あるいは原材料であるアミノ酸を同時に摂取する必要があります。
しかしそれだけでは、まだ不足です。
これら蛋白質を原材料として骨をつくるためには、ビタミンC、ビタミンK、その他のビタミンが必要です。
また更に、マグネシウム、マンガン、亜鉛、ケイ素などのミネラルも必要不可欠です。その上に、さまざまな酵素、ホルモンも必要となります。
丈夫な骨をつくるためにと、単品主義の発想で、単に「カルシウム」と「ビタミンD」を摂るだけでは意味がないことになります。
もちろんカルシウムに限ったことではありません。
単品で「~が良い」というのではなく、たくさんの種類の食物を同時に摂ることが大切です。
そしてなにより大切なのが、腸内環境を善玉状態にすることなのです。
あなたの腸内は善玉状態ですか?悪玉状態ですか?
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