大食いの人が太らない秘密は、腸内細菌が関係していることがわかっています。
いくら食べても太らない人と、少食なのに太る人の腸内細菌に違いがあることがわかりました。
なにが違うのかというと、「比率」が違うのです。
腸内細菌の中には「ヤセ菌」と呼ばれるダイエットに効果的な細菌群と、「デブ菌」と呼ばれる、食べ物をたくさん分解し、栄養やエネルギーに変える働きが強い細菌群がいるのですが、
このヤセ菌(痩せ細菌)とデブ菌(肥満細菌)は誰でも持っています。
腸の中で、
ヤセ菌の比率が多いと太りにくく、
デブ菌の比率が多いと太りやすい。
この比率の違いが、痩せ型と肥満型を分けている1つの原因なのです。
ヤセ菌を増やしてデブ菌を減らす、これが理想なのですが、どんな菌がヤセ菌なのかデブ菌なのかは、まだはっきりとわかっていません。
今後、研究が進み、痩せ細菌と肥満細菌が特定できれば、腸内細菌による肥満治療薬などもできるかもしれません。
将来のことはわかりませんが、痩せ細菌が特定できなくても、善玉菌の中にいることは確かなので、腸内善玉菌を増やす努力をしましょう。