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腸内細菌と動脈硬化3

動脈硬化と腸内細菌の密接な関係。

動脈硬化を加速させない生活と悪玉菌を減らし善玉菌を増やす生活は一緒でしたね。
腸内細菌と動脈硬化2

以前(善玉菌と悪玉菌)説明しましたが、悪玉菌が増えることによって引き起こされる病気や症状に、高脂血症、動脈硬化、高血圧などがあります。

悪玉菌が増えると動脈硬化は加速します。

逆に、腸内細菌を善玉状態に保つことにより、動脈硬化の進行を遅らせることができるのです。

善玉菌自体の力で、動脈硬化を予防できるのです。

善玉菌の主な働きをおぼえていますか?

腸内善玉菌は、
栄養分の腸からの消化吸収を助ける。
有害物質を分解して捨てる。
ビタミンを作り出している。
腸の状態を整える。(整腸)
大腸がんの予防。
免疫力の活性化。
血圧の抑制。
コレステロールの排出。
ホルモンを作る。
酵素(エンザイム)を作る。
腸内のpHを安定させる。
代謝を高める。
アトピー性皮膚炎や花粉症などのアレルギーを軽減する。
などの働きがありますが、動脈硬化に関連しているものとして、

過剰なコレステロールを排除してくれる腸内細菌が居ます。

過剰な塩分を排除してくれる腸内細菌が居ます。

砂糖を小腸から吸収できないような形にしてくれる腸内細菌が居ます。

これから、少し詳しく上記の腸内細菌の説明をします。

 

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腸内細菌と動脈硬化2

前回は動脈硬化の説明でした。

動脈硬化により、血管が硬くなる、狭くなる。

血管が硬くなることにより血管が破れる。
血管が狭くなることにより血液が流れなくなる。

この2つのことにより、さまざまな病気になります。

血管が破れると、脳出血、くも膜下出血、血液が流れなくなると、脳梗塞、心筋梗塞などが代表的です。

脳や心臓だけでなく、腎臓、肝臓、大動脈、細動脈などでも、動脈硬化が原因で致命的な疾患を発症します。

動脈硬化の恐ろしさは、発症寸前まで自覚症状がないことです。

そして発症した時点で、すでに手遅れ…という状態がほとんどです。

現在のところ、動脈硬化を治す薬はありません。

ですから、動脈硬化の進行を少しでも遅らせることが重要です。

そのためには、動脈硬化を進行させる原因を取り除いていくことです。

まずは、食事や運動などの生活習慣を変えることが大事です。

食事で気をつけることは、肉、バターなどの動物性脂肪やコレステロール含有量の多い食品を
とりすぎないように注意し、良質の植物性脂肪からできたものを摂る。

蛋白質では魚肉や大豆を増やすようにする。

特に、イワシ、サバ、サンマなどの青魚には、血液中のコレステロールや中性脂肪を低下させて、血液が固まりにくくする作用があるようです。

野菜などの食物繊維も大切です。

食物繊維は小腸でコレステロールの吸収を妨げて、排泄する作用があります。

塩分のとりすぎは高血圧、糖分のとりすぎは糖尿病などの原因になります。

そして、適度な運動。

肥満も動脈硬化を進行させるので、日ごろから体を動かすことが大切です。

ウォーキングや軽いジョギングを毎日続けると中性脂肪が減り、善玉コレステロールが増えるので、動脈硬化には効果的です。

また、運動は高血圧や糖尿病の予防にもなります。

アルコールはほどほどに、たばこは止めるのがいちばん。

ストレスも溜めないように。

 

ここで気が付きましたか?

悪玉菌を減らし、善玉菌を増やす生活と一緒ですね。

そーなんです。

動脈硬化と腸内細菌は、密接な関係があるのです。

 

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腸内細菌と動脈硬化

がんが日本人の死因のトップです。

つぎに、脳卒中(脳出血と脳梗塞)、心臓病が死因の2位3位です。

日本人の10人に3人は、がんで死亡しており、10人に4人は、脳卒中・心臓病で死亡しています。

 

人間の体は約60兆個の細胞で構成されています。

その細胞1つ1つに栄養と酸素が必要ですから、血液が栄養と酸素を細胞に運んでいます。

そして、全身を埋め尽くすほどの血管が、血液を送り続けています。

その血管に問題があると、十分な量の血液が細胞に運ばれなくなったり、血液が細胞に届かなくなったりして、細胞が弱ったり死んだりします。

この血管の問題である動脈硬化が、脳卒中・心臓病の最大の原因です。

脳卒中・心臓病での死亡は、動脈硬化が原因で死亡しているといえるのです。

そして、寝たきりの原因を見ると、4割が脳血管疾患や心臓病など、動脈硬化が原因とされるものです。

動脈硬化とは、心臓から血液が出ていく血管である動脈に、コレステロールなどの脂質がたまり、弾力性を失い、硬くもろくなった状態です。

動脈硬化は、加齢に伴って進行します。

なんと、動脈硬化は、10歳代から始まっているそうです。

病的ではないのですが、動脈硬化の初期にみられる血管の内側に脂肪がたまる脂肪沈着は、大動脈では10歳前から、冠状動脈では10歳代から、(冠状動脈とは心臓の筋肉に血液を送り込む血管です。心臓をぐるりと取り囲んでいます。)脳動脈では20歳代から、すでに発生しているそうです。

年齢とともに、血管の弾力性は失われ、脂肪沈着により厚みが増し、血液の流れは悪くなっていくので、60歳頃には、血管の内側は、かなり狭くなっています。

動脈硬化は、例外なくすべての人の体内で年齢とともに進んでいく、避けることのできない宿命的な老化現象です。

しかし、同じ年齢でも血管の状態には個人差があります

それは、加齢とは別に動脈硬化を進行させる原因があるからです。

高脂血庄(血液に含まれる脂肪の量が異常に多い状態)、
高血圧、
糖尿病、
痛風、
肥満、
高脂肪食、
喫煙、
ストレス、
運動不足、
などが動脈硬化を加速させます。

加速ですよ!

これらの原因が多ければ多いほどスピードは上がります。

 

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